受験戦争というのは日本の体質が生んだ産物であることは皆が納得することだろうと思う。もちろん、それはお隣韓国でも言えることで、しかも最近では韓国のほうが露骨に激しい戦争を起こしているわけだが、実は中国で志す人もまたそうなのである。あまりに広大な国であるために地域性で分けられることが多く受験戦争が表面化するまでには至っていないが何かを志し受験に向かう姿勢、自分との戦いは日本、韓国に勝るとも劣らないものだと個人的には思う。しかも今は表面化していないだけで歴史が長い中国では役人になるための試験の倍率が昔からどれだけ高くどれだけ大変であったかは(漢文を勉強しているものは)そういう文章に一度は目を通したことがあるだろうから納得してくれると思う。ここで、ファル的憶測だがもしこの先北朝鮮が民主政治に変わることがありその体制が整ってきたら、間違いなくこの国も受験戦争の体質を作ることになるだろうと思う。北朝鮮と日本の歩みは似ているので要は、日本が学歴社会を築き始めたときの頃を当てはめてみれば分かってもらえると思う。今まで抑圧されてきた枷がなくなり、自分の努力しだいでは何でもやれる機会が得られるとなったときの行動は間違いなくまず学歴社会に次に学歴+実力社会行きつくと思う。
こうして考えてみると受験戦争とは、学歴社会とは、東アジア人の気質が生むのかもしれない。だからどうしたと言われても答えようがないが、日本が完全に実力主義に行きつくことは、大学に対する見方が変わらない限りありえない話だとファルは思うのである。それでもって、大学の見方が変わる可能性の見通しは今のところついていないと思う。故に学歴社会は依然として完全に払拭されることはまだまだないだろう。とはいえ、何年後かは受験戦争は終息を迎えるかも知れないのだが・・なぜって?皮肉なことに少子化がもたらす結果と、先の見通しを立てないで行き当たりばったりの生活を望み、ただ遊んで暮らす学生が増えてきているからである。いずれは大学は一部を除き行きたい所に行けると言われている。もちろん一部と言うのは東大をはじめとする本気で学問をやろうとしている人、依然としてステータスを望む人が集中しそうな大学である。ま、それは多くの国でもありえることなので(もちろん後者の目的で大学に行くものは東アジアを除いて極めて低い)問題視することではないが、ほかの少子化と学力低下がもたらす受験戦争の終息あるいは一時停止はしょせん学生だけの見方であり、企業は、日本社会は残念ながら依然として学歴を気にするところが多いのだ。いや、よけいに求める傾向が強くなるかもしれない。

はっきしいって、ファルは学歴社会が嫌いである。嫌いであるが何故企業が、社会がそれに注目するかは痛いほどわかる。世の受験生は皆わかっているだろう・・それを話すと日本人の気質の現状を詳しく説明しなければ行けないので割愛させてもらうが実力社会が奨励される中で学歴社会が依然として残ることは至極当然のことであり、それは悪いことではないのである。その体制を作ってしまった流れが罪なのであり、今はどうとも言えない。ただ、欧米のような実力社会は当分まだこないわけで、日本人の学生はそれを覚悟して受験に臨めばよいのである。

つまり、仕方がないから、頑張れ受験生!ってことだ。

頑張れファル。他のものは頑張らなくて良しが本音かもしれないが・・w
ではでは・・

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